新しい住宅ローン選びの形、
ユーザーに常にベストな選択を

「フルリモート×残業ゼロ」で成果を出す。自律型エンジニアが集うMFSの組織カルチャー

チームインタビュー第一弾となる「不動産投資の透明化を実現。ユーザーの成功体験を支えるINVASE開発チーム」の後編として、MFSのエンジニアの働き方や組織カルチャーをお伝えします。

MFSではフルリモート、原則残業禁止、実質フルフレックスという働き方を通して、エンジニアが生産性を高めながらワークライフバランスを維持できる仕組みを構築しています。また、時間管理を自己責任で行う文化の中で、GitHub CopilotやChatGPTなどのAIツールや、FigJam・Miroなどの可視化ツールを導入。会議も必要最小限に抑え、意思決定のスピードを高める取り組みを行っています。

組織はフラットで、経営陣が開発会議に参加するなど、現場と意見を交わしながら事業を前進させていくカルチャーです。

この記事では、そんなMFSの組織カルチャーとエンジニアが活躍するための仕組みについて、大塚さん、青木さん、渡邊さんのインタビューをもとに紹介します。

組織カルチャーと働き方

フルリモート中心の自律能動的な働き方

MFSの働き方の特徴について詳しく教えていただけますか?

大塚
MFSの特徴的な働き方として、フルリモート、原則残業禁止、そして実質フルフレックスという三つの柱があります。開発部全体が集まって作業したことがないくらい、フルリモートを徹底していますね。部長である私も週2回程度しか出社していません。
青木
私はフルリモートの環境にとても感謝しています。時間や場所に縛られずに働けるので、プライベートとの両立もしやすいですね。また、残業禁止というのも大きな特徴です。これにより集中して働く習慣が身につきますし、プライベートの時間もしっかり確保できます。
渡邊
実質的なフルフレックスも環境としては魅力です。コアタイムがなく、自分の生産性が最も高い時間帯に働けるため、無理なく成果を出せる環境が整っています。出社している方もいますが、各自が自分に合った働き方を選べる柔軟さがあります。
大塚
自律的にご活躍いただいていることから、残業もできなくてフルリモートでも、しっかりと成果が出ています。

みなし残業制度はどのような運用をされているのでしょうか?

大塚
みなし残業は10時間設定されていますが、これはあくまでバッファとして付いているだけです。1時間でも超えたら残業申請をする必要があります。実際には、みなし時間内に収めるために自己管理を徹底している社員がほとんどです。
渡邊
みなし残業の10時間を超えないように意識することは大切ですね。月の半ばで超えそうになったら、どこかで休憩を取るなど調整することも可能です。
青木
私も入社して3年近くになりますが、10時間を超える残業申請をしたことはありません。時間制限があるからこそ集中して働けるというメリットも感じています。無制限に働けるとダラダラしてしまう傾向があるので、この制度はプライベートも仕事も両立するのに役立っています。また、休憩を取って少し時間を空けてから業務を再開することも問題なく、個人的にも働きやすさを感じます。
大塚
残業申請は年間を通してもほとんどありません。社員15〜16人いて、1年間で残業申請が2回ほどしかないという状況です。

残業が一切できない時間制限がある中で、どのように生産性を高めていますか?

青木
限られた時間の中でどう効率よく業務を進めるかを常に考え、ツールやアプローチ、チームでの分担など、解決方法を積極的に模索するようになります。また、休憩も自由に取れるので、拘束時間を自分でコントロールできるのも良い点です。
渡邊
また、会議も必要最小限にし、短時間で集中して行うようにしています。代表の中山田からも「会議に出る必要がないと判断すれば、出席しなくても良い」とのコメントもあり、実践されています。これにより、本当に必要な業務に集中できるカルチャーが醸成されています。

生産性向上のためのAI活用

効率的に働くためのツール活用について教えてください。

永井
効率的に働くためのツール活用について教えてください。特にAI技術の活用などはありますか?
大塚
時間が限られているからこそ、生産性向上のためのツール活用は積極的に行っています。具体的には、GitHub Copilotを全エンジニア(社員・業務委託含む)に提供しており、コーディングの効率化に役立てています。
青木
ChatGPTもチームプランを契約して、社員全員が利用できるようにしています。無料で使っていると学習に使われてしまう可能性があるので、セキュリティ面を考慮して有料プランを導入しました。
渡邊
GitHub上でAIがコードレビューを行う機能も活用しています。人間がレビューする前に、AIが基本的な問題点を指摘してくれるので、レビュー効率が大幅に向上しています。
大塚
ジュニアクラスのエンジニアでも、AIの助けを借りることである程度のコードを実装できるようになっています。意味のあるコードを書けるようになるので、学習効率も上がっていると感じます。
青木
セキュリティ面にはもちろん配慮していますが、生産性向上のツールとしてのAIの価値は非常に高いと感じています。個人情報の流出などのリスクを避けつつ、積極的に活用していく方針です。

フルリモート下のテキストコミュニケーション、会議の工夫

フルリモート環境でのコミュニケーションについて、どのような工夫をされていますか?

大塚
フルリモート環境では、テキストでの伝達能力が非常に重要になります。常に横にいないからこそ、齟齬なく伝えることができるようにテキストコミュニケーションを大切にしています。
青木
「言った・聞いた」で終わるのではなく、「伝わったかどうか」を確認することが重要です。一人ひとりが大人として、自分の伝えたいことが相手に正しく伝わるよう努力しています。これがフルリモートでも業務がスムーズに進む秘訣だと思います。
大塚
リモートでの可視化ツールも活用しています。FigJamやMiroなどのオンラインホワイトボードツールを使って、対面でのホワイトボード議論に近い環境を作り出しています。こうしたツールの導入にも比較的オープンで、メリットとセキュリティが確保できれば積極的に取り入れています。

経営陣も開発会議に参加するフラットな環境

組織の風通しや意思決定の流れについて教えてください。

青木
MFSは比較的フラットな組織構造を持っています。全てのプロジェクトではありませんが、社長が普通に会議体に参加してサービス開発について話し合うことも珍しくありません。そこで業務の方針がスピード感をもって決定されていきます。
渡邊
INVASEではCMOが担当者レベルの会議に参加して方向性を決めていますし、業務の執行レイヤーまで各CxOが関わっている形です。これにより、伝言ゲームのようになることがなく、直接的なコミュニケーションが可能になっています。
大塚
毎週月曜日に経営陣から会社の方針について共有される場もあります。また、部門間の隔たりもあまり感じません。エンジニアが営業やマーケティングと対話することもあり、ビジネス的な状況を理解した上で開発を進めることができます。
青木
トップダウンの意思決定もありますが、それと同時に社員の意見も積極的に求められる文化があります。アイデア大会などを行い、社員からの提案を募集することもあります。最終的な決定は経営陣が行いますが、その過程では双方向のコミュニケーションが大切にされています。

エンジニアの成長を支援する取り組み

エンジニアの成長をサポートする取り組みについて教えてください。

青木
技術的な成長を支援するために、週1回の勉強会を開催しています。これは「購読会」という形で、技術書や技術に関する本を多数決で選び、2〜3ヶ月かけてじっくり進めていくものです。最近では「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門」や「プロを目指す人のためのTypeScript入門」などを取り上げました。
大塚
参加は希望制で、自分がやりたい書籍を提案して、投票で集まれば実施する形を取っています。現在は社員、業務委託の方も含めて都度興味あるテーマに参加する形で、毎回平均6人程度のメンバーで入れ替わりながら継続しています。
青木
事前に指定の章を読んでから、専用のNotionに感じたことや疑問点を書き込み、それをもとに議論する形式です。各自の経験や視点をシェアすることで、単に本を読むよりも深い理解が得られると感じています。
渡邊
ペアプログラミングやコードレビューを通じた学び合いも大切にしています。特にデザイナーからフロントエンドエンジニアへの転身を目指す方など、経験の少ないメンバーに対しては、より経験豊富なエンジニアがサポートする体制が自然と形成されています。
大塚
GitHubでのプルリクエストへのレビューも学びの機会として重視しています。間違いやバッドプラクティスがあれば、理由を説明しながら指摘することで、知識の共有と技術力の向上を図っています。コードレビューを通じて、チーム全体の技術レベルを高める文化が根付いていると思います。

キャリアと成長機会

不動産投資という専門知識の習得

不動産投資という専門性の高い領域で働くことで得られる知識や経験はありますか?

渡邊
不動産投資という事業ドメインは非常に勉強になります。基本的な仕組みとして、他人資本で投資できる、つまりローン金利と運用利回りの差額を獲得することが本質ですが、これは仕事をしながら自然と学べる知識です。
青木
不動産は投資だけでなく、誰もがどこかに住まなくてはいけないので、プライベートの住宅購入にも役立つ知識が得られます。仕事しながら金融や不動産に関する知識が身につくのは大きなメリットだと思います。
渡邊
実際に、過去には社内の知識を活かして自分でも不動産投資を始めた社員もいました。当社を退職した後もINVASEを利用して物件を購入したという話もあります。もちろん財力がなくても、それなりにローンが組めれば可能になるので、知識があることは大きな強みになります。
青木
また、不動産業界はITの流れが来ているとは言っても、まだまだ古い動きが残っています。そんな国内最大級のレガシー市場に挑戦する経験は、エンジニアとしても貴重な財産になると思います。

成長を後押しする企業風土

MFSの社員の成長を後押しする企業風土や取り組みについてお聞かせください。

大塚
MFSでは個人の成長を大切にする文化があります。前述した週1回の勉強会や、チームでの知識共有に加え、個々のキャリアパスに応じた支援も行っています。エンジニアのキャリアパスについては、テックリードコース、マネジメントコース、スペシャリストコースなど複数の選択肢を用意しています。
青木
評価面では、半年ごとに目標設定とレビューを行い、月1回の1on1でフィードバックを受ける仕組みがあります。目標管理を通して自分の成長を可視化できるのも良い点です。
渡邊
またAI活用などの新しい取り組みに対してもオープンな姿勢があります。社内でAIに興味を持つメンバーがいれば、そのトピックの推進担当になる機会も与えられます。実際に、GitHubのAIレビュー導入やChatGPTの効果的な使い方の共有など、自発的に取り組みを行っていたメンバーが実質的なオーナーとして活躍しています。
大塚
さらに、フルリモートで残業禁止という環境は、自己成長の時間を確保しやすいという利点もあります。業務時間内で集中して働き、プライベートの時間は自己研鑽や副業など、自分の成長に投資できる環境が整っています。
青木
私としては、社長を含む経営陣が現場に近いところで働いているのも特徴だと感じます。彼らから直接フィードバックを得たり、ビジネスの方向性について議論する機会があるため、技術だけでなくビジネス感覚も磨くことができます。
大塚
私たちは常に「どうすればより効率的に、より価値のあるサービスを提供できるか」を考えています。そのためには個々のメンバーの成長が不可欠です。MFSはまだ成長途上の会社ですが、だからこそチャレンジの機会も多く、自分の力を発揮して成長できる場所だと思っています。

ちなみに副業についてはどのような方針をとられていますか?

大塚
副業もOKにしています。条件としては、MFSに不利益を与えないこと、利益相反チェックを通過することです。プライベートの時間をしっかり活かせる環境を提供することで、社員の満足度と成長機会を増やしたいと考えています。
青木
副業が認められていることは、スキルや経験を広げる良い機会になっています。本業で学んだことを副業に活かしたり、逆に副業で得た知見を本業に持ち込んだりすることで、相乗効果が生まれることもあります。
大塚
もちろん本業が最優先ですが、時間管理がしっかりしている社員であれば、副業との両立も十分可能だと考えています。実際に副業を行っている社員も複数いますが、本業のパフォーマンスが落ちるということはありません。

MFSで活躍できる人物像

自律的で自走できるエンジニア

最後に、MFSが求めるリードエンジニアの人物像について教えてください。まず「自走できるエンジニア」とはどのような方を指しますか?

大塚
私たちが求めるのは、自分で提案し、物事を進めていくことができる人材です。こういう方針でやったらこういうメリットがあるという提案をしっかりできて、さらにその根拠もしっかり説明できる人が理想です。常に叩き台から皆でディスカッションするのではなく、自分なりの方向性を持って進められる方が私たちの組織のスピード感に合っていると思います。
渡邊
そうですね。私たちのサービスは成長フェーズにあるので、指示を待つのではなく、自ら課題を見つけ、解決策を考え、実行できる人材が必要です。特にフロントエンド領域は変化が速いので、常に新しい技術や手法をキャッチアップしながら、最適な選択ができる人が求められます。
青木
また、限られた時間の中で効率的に成果を出すことも重要です。残業禁止の文化がある中で、どうすれば短時間でクオリティの高い成果が出せるか考え、工夫できる人が活躍できると思います。AI活用など新しいツールも積極的に取り入れながら、生産性を高める姿勢があると良いですね。
大塚
自走できるというのは、言い換えれば「主体性を持って責任を持つ」ということです。何かあれば人のせいにするのではなく、自分の責任として受け止め、どうすれば解決できるか前向きに考えられる人材を求めています。

チームをまとめる力

「チームをまとめられる」能力とはどのようなものでしょうか?

青木
MFSのリードエンジニアは、いわゆる純粋なテックリードとは少し異なり、プロダクトごとのフロントエンドエンジニアをまとめる役割も担っていただくことになります。業務委託のメンバーも含めて、タスク管理やスケジュール管理を行い、全体として成果を出せるようにコーディネートする能力が重要です。
渡邊
技術的なリードだけでなく、メンバー一人ひとりの強みや弱みを理解し、適切なタスク配分ができることも大切ですね。また、チーム全体の技術レベルを高めるために、コードレビューや知識共有の場を効果的に活用できる人が望ましいです。
大塚
もちろん、チームをまとめるといっても、強権的なリーダーシップを求めているわけではありません。むしろ、メンバーの意見に耳を傾け、多様な視点を取り入れながら、最終的に最適な判断ができる、バランス感覚が大切です。
青木
また、オンラインでのコミュニケーションが中心となるため、テキストでの明確な伝達能力も重要ですね。指示や方針が曖昧だと混乱を招きますので、わかりやすく伝え、確実に理解されているか確認できる人が向いています。リモート環境でもチームの一体感を作れる工夫ができるとなお良いですね。

技術的なオーナーシップ

「技術的なオーナーシップ」について、どのような姿勢を期待されていますか?

大塚
技術的なオーナーシップとは、単に技術選定や実装を行うだけでなく、その技術を使ったプロダクトの品質や成果に対して責任を持つことだと考えています。自分が選んだ技術や設計方針によって生じる結果に対して、最後まで責任を持って対応できる姿勢が重要です。
渡邊
そうですね。また、フロントエンド開発における新しい技術や手法を常にキャッチアップし、必要に応じてプロダクトに取り入れる判断ができることも大切です。ただ流行りだからという理由ではなく、本当にビジネス価値を高められるかを見極める目も持ち合わせていると理想的ですね。
青木
自分だけでなくチーム全体の技術力を向上させるという責任感も重要です。コードレビューやペアプログラミング、勉強会などを通じて、知識やベストプラクティスを共有し、チーム全体のレベルアップを図る姿勢があると良いでしょう。
大塚
最終的には、技術を通じてビジネス価値を創出するという意識が大切です。テクノロジーはあくまで手段であり、それによってユーザーに価値を提供し、ビジネスを成長させることが目的です。その観点から、常に技術選択や実装を考えられることを求めています。

MFSのこれからとメッセージ

MFSで働くことの魅力

これまでのお話を踏まえて、MFSで働くことの魅力を改めて教えてください。

大塚
MFSの最大の魅力は、テクノロジーを活用して不動産投資という伝統的な業界に変革をもたらしている点だと思います。レガシーな業界だからこそ、テクノロジーの力で大きな価値を生み出すチャンスがあります。また、フルリモート、原則残業禁止、実質フルフレックスという働き方も大きな特徴です。プライベートと仕事をしっかり分けながら、メリハリをつけて働ける環境は、長期的に活躍するために重要な要素だと考えています。
青木
私が感じる魅力は、フロントエンドエンジニアとして大きな裁量を持って働けることですね。技術選定から実装、運用まで幅広く関われるので、自分の意思決定がダイレクトにプロダクトに反映されることにやりがいを感じています。また、ビジネスとの距離が近く、自分の技術がどのように価値を生み出しているのか実感しやすい環境も魅力の一つです。
渡邊
フラットな組織文化も大きな魅力だと思います。社長を含む経営陣が現場の会議に参加することもあり、意思決定のスピードが速いですね。また、技術的なチャレンジにも積極的で、AIなどの新しい技術も取り入れながら、常に進化を続けているところも刺激的です。
大塚
そして、不動産投資という領域の知識が身につくのも大きなメリットです。これは仕事だけでなく、プライベートでの資産形成にも役立つ知識ですから、エンジニアとしての成長だけでなく、個人としての成長にも貢献してくれると思います。

今後のMFS、INVASEの展望

MFSの今後の展望についてお聞かせください。

大塚
私たちは上場したばかりの成長フェーズにある会社です。今後はINVASEのさらなる機能拡充とユーザー体験の向上を通じて、より多くの方に不動産投資の機会を提供していきたいと考えています。特にテクノロジーの力で情報の非対称性を解消し、誰もが公平な条件で投資判断ができる環境を作ることは大きな目標です。
青木
また、将来的にはより幅広い層に不動産投資の機会を提供できるよう、サービスの拡充も検討しています。そのためには、よりわかりやすいUI/UXの設計や、初心者でも理解しやすい情報提供の仕組みが必要になるように考えています。
大塚
組織としては、今後も優秀な人材を迎え入れながら拡大していく予定です。特にフロントエンド領域はユーザー体験を支える重要な戦略領域ですので、強いリーダーシップを持った人材に参画していただき、プロダクト価値のさらなる向上を目指しています。

フロントエンド技術を通じて不動産投資市場に革新をもたらす挑戦に、ぜひ多くの方に関心を持っていただければ嬉しく思います。

MFSの事業と技術的な取り組みをお伝えしている前編はこちらからお読みいただけますので、よろしければぜひご覧ください。

チームインタビュー 不動産投資の透明化を実現。ユーザーの成功体験を支えるINVASE開発チーム

事業を成長させている実感を感じながら 私たちと一緒に働きませんか?