プロダクト開発部 デザイナー
山中 織衣
PROFILE
京都市出身。制作会社にてWEBデザイナーとしてのキャリアをスタート。ナショナルクライアントのコーポレートサイトやブランドサイトの制作を経験した後、フリーランスとして、グラフィックデザイン・イラスト・UIデザインなど幅広く活動。
アプリの新規立ち上げを通してUI/UXへの関心を持ち、以降はUI/UXデザインをメインに担当する業務に参画。2021年業務委託を経てMFS入社。
趣味は食べ歩きとイラスト。
MFSへの入社の理由を教えてください
これまでのキャリアではデザインを制作・納品して完了、サービスローンチして完了という形態が多かったので、「サービスを改善し育てる」というところに魅力を感じました。
それに、社員同士お互いをリスペクトする雰囲気があるので働いていて居心地が良く、自分も組織に貢献したいというモチベーションになっています。
現在、京都に住んでいるのですが、リモートワークでも他の社員と差異なく働けることも大きな理由です。
現在の社内での役割やミッションを教えてください
モゲチェックのデザイン全般を担当しています。
・モゲチェック売上向上のためのサイト改善・コンテンツ制作
・広告バナーなど集客に関わるクリエイティブ制作
・モゲチェックブランド醸成の施策
などになります。
ビジネスサイドと「やりたいことリスト」を共有し、ユーザーにとっての使いやすさ・わかりやすさ、サービスとしての重要度を考えてタスクに移していきます。やりたいことリストだけでは細かいニュアンスが伝わらないことがあるので、Slackやオンラインミーティングなどで議論してお互いの認識を合わせています。依頼されたデザインを作り上げるだけではなく、ユーザー目線で使いやすいのか・わかりやすいのかを考えて提案するようにしています。
リモートワークをされているそうですが、仕事を進める上で気をつけていることはありますか?
普段は京都に住んでいて、1ヶ月に1度くらい東京に出社しています。
実は前職の時にコロナの影響でリモートワークになったのですが、コミュニケーションが難しかったり、チームで仕事している感覚が薄くなってうまく行かなかった経験がありました。リモートワークだからこそのコミュニケーションの難しさと大切さを感じていました。
リモートワークに対して不安に思うこともあったのですが、面談の時に開発リーダーの方が雰囲気がよく、プロジェクトに入ってからもこまめにコミュニケーションの場所を設けてプロジェクトの話を沢山していただき、ここならやっていけると思いました。
それに社内のSlackのチャンネルは全てオープンですし、作業もFigmaを使っているので誰がどんなことを進めているのかも、チームメンバーであれば分かるようになっています。ビジネスサイドとのミーティングも定期的に実施していて、能動的に発言して求められていることをキャッチアップするようにしています。
報連相を一生懸命やるというよりも、オープンな環境で共有しているので自然と会社の情報が入ってきますし、自分と関係のある話題だと思ったら積極的に会話に入っていくようにしています。
MFSのデザイナーとして活躍するために大切なことを教えてください
3つの視点を大切にしています。
・ユーザーサイドに立った制作・開発をすること
・新しい技術やトピックスを自らキャッチして習得していくこと
・周囲の意見を柔軟に取り入れること
です。
例えば、ここ数年は傾向としてフラットデザインが主流でしたが、最近は奥行きや質感を大事にしたデザインが増えています。デザインやUI/UXのトレンド情報は日常的にキャッチして、モゲチェックのデザインに取り入れています。また、ユーザーテストもデザインのプロセスに取り入れています。新しく入社したメンバーにモゲチェックのサイトを触っていただき、使いやすさ・わかりやすさについてインタビューを実施しています。ユーザーに近い感覚でフレッシュな意見をいただき、デザインに反映しています。いろいろな意見が出ますが、ネガティブなことも事実として受け止めて、サービスのどこで解消していけるか検討しています。
他にも、私自身は普段から生活の中で接するUIやサービスにもデザイン視点を持って触れるようにしています。「使いにくい」と思ったら同じポイントが自分たちのサービスにもないか、良いところがあれば自分たちのサービスに取り入れられないか、日常的に考えるスタンスでいるようにしています。
現時点では各サービスに2名のデザイナーがいて、横断してデザイナーチームとしてプロジェクトを進める会議体もあります。各デザイナー経歴が違うので、得意分野に合わせて担当も振り分けているので、そこも仕事を進めやすいポイントかもしれません。
今後、デザインや組織づくりで挑戦してみたいことはありますか?
前の質問でもユーザーテストのことはお話しましたが、他にもプロトタイプによる検証や、デザイン評価を開発フローに組み込むこともやっていきたいです。
あとは、モゲチェックブランドの明文化と浸透です。現状はロゴの規定くらいしかブランディングのアウトプットとしては持てていない状況です。モゲチェックが目指すものを絵として描いたらどうなのかを、時間をかけて取り組んで行きたいと思っています。
MFSのサービス開発の中で、喜びを感じられたエピソードを教えてください
モゲレコサービス開発のプロジェクトに参画したときのことですが、まったくの新しいサービスだったので参考にできるものがなく、ゼロから設計をしました。
無事ローンチされてユーザーが利用しているのをレポートの数字で目の当たりにして、自分の設計意図通りに動いてくれていることを確認したときに充足感がありました。
当時、コロナの影響もあってチーム全体がほぼリモートだったので、このプロジェクトを通して、企画や開発に関わったメンバーとも、結束が深まったように感じたのを覚えています。
これから入社される方に向けて、一言コメントをお願いします
デザイナーとしては、企画に近いポジションとしてサービスに携われることが魅力だと思っています。ワイヤーフレームや指示書に基づいてビジュアルを整えるだけではなく、よりわかりやすく魅力的な伝え方を議論できる環境です。AIの発展でデザイナーもただビジュアルを整えるだけではなく、思考することが大事になると考えています。例えば調査データを見てデザインを考えたり、デザインのルール作りに取り組んだり、もっとサービスやブランディングの根幹に関わるところの仕事が求められるのではないでしょうか。
そういう意味でもMFSはサービスの成長を通して、学ぶことが多いです。業界知識の取得や他部署とのコミュニケーション、開発・運用プロセスの改善など、私自身多くのことを吸収し成長してきました。今後はさらに様々な経験を経て入社する方もいらっしゃるので、教育システムなど仕組みの導入にもチャレンジしたいです。自分自身を成長させたい方にはぴったりの会社だと思います。