新しい住宅ローン選びの形、
ユーザーに常にベストな選択を

パートナー事業部執行役員兼部長

山田 知弘

PROFILE

東京大学文学部思想文化学科倫理学専修過程卒業後、2008年に株式会社新生銀行入行。コールセンター運営、マーケティング、新規ビジネス企画など広く業務経験を積み2019年より住宅ローン部に所属。住宅ローン部部長として、商品企画、営業戦略立案、企業提携、銀行代理店開拓等を担当。アクセンチュア株式会社を経て、2024年より株式会社MFSに入社。現在に至る。

趣味:以前はお酒を飲みに行くこと。今は子育てで、炊事・お風呂当番です。子供が大きくなったら釣りに行きたいと思っています。

2024年5月28日

MFSへの入社の経緯や動機を教えて下さい。

銀行員時代は比較的、自由に住宅ローンの商品やサービス開発を担当し大変面白いと感じていたものの、銀行という仕組みに難しさを感じることも多かったです。例えば当然ですが、お客さまには自行の商品・サービスしかご紹介できません。また、銀行業として規制・制約・公益性を守るため、時には過度にコンサバティブに物事を考えないといけないこと、また大きな事業の中で個別事業の手触り感を感じづらいと思っていました。

そんな中、MFSは銀行の垣根を超えてサービスを取り扱っていることを知り、面白そうな事業だなという印象を持っていました。モゲチェックは、世の中にかなりの数存在している住宅ローンという商材の中から最適なローンを提案するというまさにユーザーの立場に立ったサービスで、このサービスが拡大すれば社会的インパクトがあると思い、いずれこのサービスに関わりたいと思っていました。

面談時に感じたのは、自分自身の成長や数字を上げることが事業の成長にダイレクトにつながることへの面白さと、社長をはじめ経営陣の人柄や、ストレートに議論や提案ができる風通しの良さでした。

入社して、まだ長くはありませんがすでに2つもサービス改善の案が採用され、これまでの知識やキャリアも活かせていると感じています。

現在の社内での役割やミッションを教えて下さい

パートナー事業部担当で、いわゆるB to B to Cの担当になります。これまでモゲチェックはインターネットを中心に直接お客様を集客して来ましたが、モゲチェックをパートナーである不動産事業者様や保険代理店様を通して、その先のお客様に使って頂けるようにアプローチすることが主な役割です。

お客様が住宅を検討して購入につながる購買プロセスの中でモゲチェックで住宅ローン提案を受けるというアクションが常識となり、モゲチェックが社会インフラになっていくことを目標にしています。今流行りのBaas(Banking as a Service)やエンベデッドファイナンスの流れと同様に、パーツ化し、社会にシームレスに実装されていくことで、より多くの方にモゲチェックを使っていただけることなども目指したいと思っています。

住宅ローンは金融商品として長く存在していますが、時代とともに進化を続けており、その進化の最前線でお客様のニーズを捉えながら、住宅販売に関わる不動産取引の知識や、パートナーの方々のコンセプトや集客方法を理解したうえで、住宅ローンのプロとしてパートナーの方々にモゲチェックの価値を提案していくのはとても刺激的です。

また、MFSではプロダクトの目標を達成することが一番重要で、セクショナリズムもなく、営業だけすれば良いというスタンスではなく、全員でサービスを作り進めています。このため、プロダクト開発やマーケティングの領域にも垣根なく関われることも、魅力だと思います。

「モゲチェック」サービスにおいて、MFSが大切にしている考え方について教えて下さい

元々銀行員の頃から、モゲチェックの画面は使いやすい印象を持っていましたが、入社して常にメンバーがエンドユーザーを第一に考えるアイディアを出し、日々改善を行っており、その改善が数週間ほどの開発スピードで実行できることは、テック企業ならではで非常に驚きましたし、使いやすいサービスを短期間で改善しながら提供できていることを嬉しく思います。

こういうUI/UX以外でも、経営陣含めてサービスに関して日々議論を行いますが、例えば誰かが出した提案に、全員が反対・賛成のスタンスを明確に共有することが特徴的だと思います。特に反対の時は、ただ反対というのではなく、その理由や代案をセットで出すというのが文化として定着していて、誠実さを感じます。

「モゲチェック」サービスの現在の課題と今後の展望について教えて下さい

住宅ローンの世界はまだまだアナログな面もあり、情報の非対称性などによりお客様が知らずに不利益な選択をすることも多いです。お客様が不動産を購入の際に、「不動産業者の方は住宅ローンにも詳しいはず、担当の方が勧めてくれた商品は安心だ」と思い、不動産業者の方に住宅ローンの相談をしてしまうこともあると思います。しかし不動産業者の方は住宅ローンのプロという訳ではありません。例えば、取引先銀行の住宅ローンを思わずお客様にお勧めしてしまうというようなバイアスがかかることもあります。その結果、お客様が適切な住宅ローンを選べていない状況が生まれてしまっているように思います。

住宅ローンは金利だけではなく、住宅ローン融資の承認が得られやすい確率や、お客様お一人お一人の条件と望むゴールによっても選択肢は異なります。

モゲチェックはただ金利順の安い順に並べるだけではなく、店頭に来て、並んでいるラックの中から「あなたにふさわしいのはこれですよ」とお客様を手厚くアテンドしてくれるようなサービスを目指しており、レコメンドエンジンのようなデジタルの力とオペレーターが有人で回答するようなアナログさをミックスすることで、実現していると考えています。

不動産取引において、不動産業者の方は重要なパートナーではありますが、住宅ローンを選ぶ時には別のプロのパートナーを見つけることも重要でしょう。そういうセカンドオピニオン的なポジションにモゲチェックはなっていきたいと思います。

そしてお客様だけでなく、モゲチェックはパートナーの方にも重宝がられるサービスになってきています。どの金融機関も得意・不得意がありますが、モゲチェックの中で各金融機関の特徴を比較することで、得意なところに適したお客様を効率よく送客できています。

また今はモゲチェックとしてのサービスをお客様に提供していますが、より多くの方に正しい住宅ローンを選んでもらうために、パーツ化したりエンベディットファイナンスのように自然に溶け込んでいくという、次の成長ステップに入っています。

もちろん、沢山のステークホルダーの要望が出てくるので困難さはありますが、自分たちの理念をきちんとお伝えし、共感してもらえれば実現できると思います。

さらに、我々は住宅ローンテックという領域にカテゴライズされることも多いですが、住宅ローンの借入という人生のピンポイントでのお手伝いだけではなく、住宅ローンを入口としつつも人生の様々なライフイベントの際にお客様に提供できる価値があってもいいのではないかと思っています。

入社を検討している方に向けて、一言コメントをお願いします

パートナー事業部は、金融機関出身で今の住宅ローンに疑問を持っている方や、異業種の方でもご自身が住宅ローンを組んだことがある方で課題意識を持っていらっしゃる方に、ぜひ興味を持っていただきたいと思います。

特に金融機関で住宅ローンの商品企画や事業企画を行っていらっしゃる方にとっては面白いと思ってもらえる環境だと思っております。金融機関の中にいると見えてこない他行の金利戦略や商品性といった業界知識がより深まり、住宅ローンという未来永劫なくならない金融商品のプロとして非常に勉強になりますし、MFSの理念である公平性や誠実性に共感していただけると思います。ユーザーファーストで、スピード感ある開発やエネルギッシュな雰囲気の中の仕事が待っています。

また一緒に取り組むパートナーは大手も多く、パートナーの方が抱えている悩みを捉えてオーダーメイドでサービスを提供するのは、ソリューション営業という意味でご本人にとっても成長につながると思います。特にアイディアを出しながら銀行・不動産業界の方々にひるまず飛び込んでもらえるような方と一緒に事業を展開していきたいと思っています。

何かを犠牲にすることなく仕事に集中するという意味で働く環境も安心してもらえますし、テック企業としてメンバーへのリテラシーの強化も進んでいるので、事業に集中できるように情報へのアクセスも容易にできます。理念に共感してくれるメンバーと会えることを楽しみにしています。

事業を成長させている実感を感じながら
私たちと一緒に働きませんか?

ENTRY